GEA の直接注入(インフュージョン)加熱式 UHT システム
GEA の直接注入(インフュージョン)加熱式 UHT プラントは、熱負荷を最小限に抑えるよう設計されているため、牛乳に含まれるホエータンパクなどの重要な製品成分の変性を防ぎ、そのままの状態を保つことができます。蒸気注入とフラッシュクーラー技術を組み込むことにより、間接加熱方式よりもむしろ、直接的な蒸気凝縮によって加熱プロセスが加速されます。その結果、高温ゾーンにおける製品の滞留時間が大幅に短縮されるようになります。
製品は蒸気でいっぱいになった注入チャンバーに送られ、そこで薄い層が形成され、細いチューブを通って蒸気チャンバーへと落下することで、非常に迅速で穏やかに、そして均一に加熱されます。その後、製品はチャンバーからヒートホルダーへとポンプで移送されて、数秒間そのまま保持されます。それから、真空チャンバー内でフラッシュ冷却され、その際に凝縮した蒸気が除去されて、温度が瞬時に低下するようになっています。
直接注入(インフュージョン)と直接注入(インジェクション)加熱式 UHT は、いずれも急速な UHT 処理に有効ですが、どちらを選択するかは製品タイプによって異なります。直接注入(インフュージョン)と直接注入(インジェクション)加熱の主な違いは、蒸気を製品に導入する方法です。この違いは機器の設計に影響を与えるだけでなく、製品の品質にも影響をおよぼす可能性があります。
直接注入(インフュージョン)では高度に制御された穏やかな加熱が可能で、直接注入(インジェクション)技術と比較した場合、タンパク質の変性や色・風味の変化といった熱関連の影響を減らすことができる場合があります。また、直接注入(インフュージョン)では、熱に弱い製品の感覚特性や栄養価をよりしっかりと保つことができる可能性もあります。
注入(インフュージョン)加熱式 UHT システムが用いられる事例を確認してみましょう。粘性のある液体や粒子を含む液体、加熱時に特に慎重な取り扱いが必要なデリケートな製品などが挙げられます。
直接蒸気注入(インフュージョン)加熱式 UHT システム
特徴と利点
- 急速に加熱: 製品は高温になった蒸気チャンバー内で急速に加熱され、通常ほぼ瞬時に140~150℃に達します。これにより、製品の品質を保てるようになっています
- 保持時間を短縮: 製品が滅菌温度で保持されるのは、極めて短時間(通常は数秒間)のみとなっています
- 瞬時に冷却: 高温で短時間保持したあと、フラッシュ冷却で蒸気を除去して製品を急速冷却するので、瞬時に温度が低下します
- スケーリングを抑制: 急速加熱・冷却プロセスにより、熱交換表面に製品のスケーリングが付着する可能性を抑えることができるので、より効率的な稼働が可能です
- 柔軟性の高い設計: 直接注入(インフュージョン)加熱式 UHT 技術は構成によって各種液体製品に対応可能です
- 高い処理能力: GEA の注入(インフュージョン)加熱技術は、大量の製品を連続処理(最大35.000 l/h)できるよう構成可能なため、需要の高い生産環境に最適です
- 優れた製品品質: 迅速な処理と最小限の加熱時間により、他の UHT 加工法と比較して、製品の栄養価や風味、色、食感をよりしっかりと保つことができます
- プラント効率: スケーリングを抑えることができるので、洗浄目的のダウンタイムが短縮され、プラント全体の効率がアップします
関連製品

GEA 直接注入(インジェクション)加熱式 UHT システム
GEA の直接加熱式 UHT は間接加熱式と比べて熱負荷を低減し、タンパク質や栄養素、色、風味を保つことで、より優れた栄養価と新鮮な味わいをお届けします。

GEA の間接加熱式 UHT システム
GEA の間接加熱式 UHT システムなら、一貫した穏やかな加熱によって製品の品質を保ち、安定性やエネルギー効率の高い性能を維持しながら、製品を長期間にわたって保存にできるようにします。

製品間の GEA 間接加熱式 UHT システム
GEA の UHT システムでは製品間熱交換器を採用し、熱伝達に製品自体を利用することで、従来の間接加熱方式よりも効率がアップするようになっています。

GEA UHT パイロットシステム
当社のモジュール式 UHT パイロットプラントは柔軟性の高さが特徴で、小規模の無菌処理向けに設計されています。















