冷却および冷凍

鮮魚や食肉の管理では常に冷蔵状態を維持する必要があり、たとえわずかな不注意でも細菌の増加につながり、消費者の健康を危険にさらす可能性があります。

肉および鶏肉: 最高品質の冷却と凍結

食肉の加工処理が完了した後は、冷蔵管理が始まります - それは消費者に対する当社の責任も始まることになります。肉および鶏肉の効率的な冷却と凍結は、本当においしい食品にとって、また市場に受け入れられる商品になるためには必要不可欠なことです。さらに GEA はエネルギー効率が高く環境に優しい冷媒の使用を優先させており、高いコスト効率を実現しています。

加工時、製造時及び製品輸送時の冷却および適正な温度で商品管理は、当社の果たすべき役割です。現在、当社は肉、鶏肉および海産物の分野で我々の技術を広く普及させ、食品業界に貢献しています。人類は古くから、肉を長持ちさせようと試みてきました。ソーセージは、このような努力から生まれたものです。また、食肉加工業者は血や内臓など食肉処理の副産物を効果的に利用しようとしてきました。そのため、古くからソーセージは私たちの食事の大事なレパートリーの一つになりました。千年以上にもわたって洗練され、その国の味として特長を持ったたソーセージ製品は、多くの国で人気のある食品として挙げられるだけでなく、特定の地域では価値ある文化的資産となっていることもあります。鶏肉も状況は同じで、多くの国で伝統に根差したものになっています。英国ではクリスマス初日の習慣になっている、詰め物をした七面鳥のローストがあります。

今日、多くの人がその時の気分で豊富な肉料理の中から好きなものを選び、買うことができるという幸せな状況にあります。しかし中世では、肉というのは金持ちの特権でした。当時は肉の冷蔵技術がなかったため、しっかりと塩漬けされ、ハーブが加えられていました。 

現在の西欧諸国では、肉はいつでもどこでも購入でき、さらに輸送と保管も簡単になりました。また、食卓に上るまでの長い距離を輸送されたとしても味は良好です。畜産、飼育、十分な食肉加工とは別に、安全で優れた食肉の条件は、中断のない冷却または凍結プロセスで管理されているということです。特に加工の開始段階での温度制御には注意が必要です。たとえば、肉を 10 °C (50 °F) 以下に急速冷却すると、筋肉が委縮して肉が固くなり、水分が失われてしまいます。肉をおよそ 16 °C (60.8 °F) で約 16 ~ 24 時間保管すると、この「冷却縮み」を防ぐことができます。また、その後の凍結プロセスも肉の品質に大きく影響します。冷凍プラントが低温に早く到達すれば、肉の水結合量はあまり減らずに済みます。

GEA の冷却および冷凍設備を利用すれば、単に肉がおいしいだけではないことがわかります。当社のシステムは、あらゆる衛生基準を満たし、冷却の流れの構築を容易にします。適切な冷蔵の管理への投資は、お客様にとって環境面においてもコストメリットがあります。 

新鮮な肉の冷却および保管であれ、その後の食品加工のための冷却および凍結方法であれ、当社のエンジニアへは高い感度と精度のみならず極めて特殊なノウハウが要求されます。当社のエンジニアは、極めて慎重に、用心深く、細部まで気を配って、あらゆる種類の肉および鶏肉に適した冷凍技術に取り組んでいます。GEA はシンプルにお客様の製品をベストな状態にします。

外洋でもGEA は鮮度を保持

多くの国では、魚が最も重要なたんぱく源となっています。このことは、たとえばアフリカ西岸全体にもあてはまります。その食料をアフリカの住民に行き渡らせるため、当社のお客様である Namsov Fishing Enterprises (Pty) Ltd 社 のトロール船 Jupiter 号は、ナミビア沖で操業を続けています。トロール網と大規模な GEA の冷凍システムを搭載した船は、アジ漁に従事して成功を収めています。

自然そのものが豊富な漁獲量の支え:生育に適した海流が大量のプランクトンを大西洋からアフリカ南西沖に運び込んでくれます。アジの大群は、この運ばれてきたプランクトンで育ちます。ここで最高の冷蔵技術が本領を発揮します - 冷却および凍結により、すばやく効率的に魚の腐敗を防がないと、たとえ漁獲量が多くてもほんのわずかしか利用できないことになりかねません。比較的高い外気温は、このような海洋上でさらなる課題を突き付けます。

Jupiter 号は、ドイツのシュトラールズントにある Volkswerft 社で 1990 年に建造されました。それから 20 年近く外洋を航行した後、船は改修されました。2006 年、GEA はそこに最新の冷凍システムを
導入しました - 同時に、その導入計画も担当しました。現在、Jupiter 号の貨物容量は 2,000トンです。そして凍結容量は、およそ 250% 増加し、元は 1 日あたり 65 トンだったものが、現在では平均 170 トンになりました。Jupiter 号は、これにより大きな飛躍を遂げました - これは、このような船種に精通している経験豊富な GEA の技術者にとっては、特別なことではありません。

しかし、重要な役割を果たしたのは、その数量だけではなく、品質も同様に重要です。時間は貴重です。捕獲した海産物は、捕獲後すぐに冷却する必要があります。たとえば、Jupiter 号がとりわけ大きな魚群を捕獲した場合は、中間貯蔵タンクに入れ、そこで凍結海水またはリキッドアイスで予備冷却します。この技法は、凍結海水 (RWS) による冷却と呼ばれ、すでに GEA では力を入れ取り組んでいる技法です。GEA は、Jupiter 号に搭載された海水システム用のポンプ、フラップ、バルブ、および備品を供給しました。効果的なろ過により、衛生状態も保たれています。

特殊な装置でアジを自動選別した後、10 基の垂直プレート冷凍庫が稼働します。塊にされたアジは、冷凍庫プレートの間で 65 x 250 x 800 mm という扱いやすいブロックに凍結され、その平均重量は約 10 kg になります。凍結されたブロックは箱詰めにされます。このサイズの魚ブロックは、個人でも扱いやすく運びやすいため、アフリカの魚市場でごく一般的な形状です。これらの凍結されたブロックは、船が港に到着するまで船内の巨大隔離貯蔵室で保管されます - 温度は GEA の空気冷却器で-25 °C (- 13 °F) に保たれます。

しかし、皆に好かれるアジの専門的冷却でメリットがあるのはこういった人たちばかりではありません。船上での魚加工の間、貴重な副産物も作られます。それはフィッシュミールです。GEA の冷蔵技術は、この高品質な飼料の生産と貯蔵にも利用されているのです。