最適な粉乳製品のための GEA の蒸発技術

GEA は、さまざまな粉乳用途のための蒸発システムを提供する世界的リーダーです。当社は、数十年に及ぶ経験により、お客様の最終製品が粉乳であっても、予備濃縮または加糖練乳であっても、最適な製品品質を実現し、求められる機能的かつ物理的特性を維持するためには、蒸発と熱処理技術を正しく選択することが重要であることを理解しています。

直接接触加熱

短い滞留時間でも、70°C を超える温度は製品特性に大きな影響を与えることはよく知られています。間接加熱器を利用すると多くの場合、管理されていない滞留時間が生じますが、GEA の直接接触装置は製品内の蒸気を直接濃縮することにより瞬時に熱を供給します。 

加熱は再生手順の有無にかかわらず、エネルギーコストや必要とする加熱プロセスに応じて行えます。また、当社のシステムはその製品の正確な時間と温度の組み合わせによる要件を満たすように設計できます。 

直接接触加熱は酪農業における世界的標準であり、以下の利点があります。

  • 低い濃縮粘度
  • インスタント全脂粉乳の品質向上
  • 低温粉末による細菌特性の改善
  • 中温粉末に合わせた WPNI 値
  • 高温の熱安定性が向上した、耐熱粉末
MVR ファン付きエバポレータ
MVR ファン付きエバポレータ

適切な蒸発技術の選択

全ての GEA エバポレータシステムは、微生物学的製品品質を制御するために予備加熱と熱処理を提供し、また、エネルギー消費量を削減するように設計されています。 

 エバポレータ内の、多くの場合 10 ~ 12 分ほどの短い滞留時間で、以下のような効果が得られます。

  • 製品に対する最小限の熱負荷
  • 短い起動および停止時間
  • 少ない製品損失
  • 洗浄時間とコストの削減 

MVR (Mechanical Vapor Recompression: 機械的蒸気再圧縮) 蒸発

GEA は、利用可能な蒸気が限られているか、コストが高い場合のために、乳製品用途へのソリューションとして MVR 蒸発システムを提供しています。蒸発の間に発生した蒸気をより高温に圧縮するために MVR システムはファンを使用し、その後、コンデンサかフィニッシャへリサイクルします。MVR システムは湾曲型分離器に取り付けることもでき、必要とされるスペースをかなり減少させますが、従来の接線分離器の高効率を依然達成しています。 

MVR エバポレータのその他の利点は以下のとおりです。

  • 低エネルギー消費 (加熱と冷却の両方)
  • 電気的に供給される再圧縮電力 (蒸気の必要量の削減)
  • 操作が簡単

TVR (Thermal Vapor Recompression: 熱蒸気再圧縮) 蒸発

GEA の複合的 TVR エバポレータを利用して、最初のユニットの蒸発エネルギーが、関連ユニットの一つからの蒸気をより高い温度に圧縮する蒸気インジェクタから引き出されます。後続のユニットの加熱媒体は、前のユニットで生成された蒸気になります。最後の TVR からの蒸気は入ってくる製品を加熱することにより濃縮されます。熱い凝縮体はボイラーや CIP (clean-in-place: 定置洗浄) 水で再利用できます。