賞味期限が縮まらない持続可能な食品包装

GEA FoodTray

Sustainable food packaging with no compromise on shelf life

持続可能な食品パッケージ

MAP パックや真空パック、スキンパックは、食品の安全性確保と賞味期限の延長に大きく貢献しています。持続可能なソリューションで環境を保護するため、GEA では食品包装におけるプラスチック素材の使用量削減に取り組んでいます。そんなスマートなソリューションのひとつとして挙げられるのが、厚紙を使用した GEA FoodTray です。比較的薄い下部フィルムと併せて、再生可能でリサイクル可能な厚紙を使用しています。熱成形プロセスで両素材を組み合わせることにより、丈夫で持続性のあるトレイが完成し、それを密封することで質の高い食品パッケージが出来上がります。食品の安全性を確保するとともに廃棄物を削減しながら、より持続可能な社会を実現することができるのです。

主な用途

GEA FoodTray 持続可能な包装

省資源型の GEA FoodTray では、製袋充填プロセスで製造される高品質の食品用 MAP パックを使用しているので、肉や代用肉、魚介類、乳製品、パン類などの食品を安全に保存することができます。

主な利点

プラスチックのみを使用した MAP パックや真空パックに代わる、持続可能な省資源製品

  • 従来の食品包装に比べて最大80%のプラスチック素材を節約可能 
  • 完全に再生・リサイクル可能な素材(紙、フィルム)を使用可能 
  • 紙とプラスチック部品の分離が簡単 
  • 完全にリサイクル可能で持続可能 


魅力的なデザインオプション

  • 厚紙を使用することで、あらゆる印刷オプションを駆使して商品をより魅力的に見せることができ、少量でも追加情報印刷のためのスペースを確保可能 
  • GEA PowerPakPowerPak PLUS 熱成形機と併せて使用

GEA PowerPak PLUS 熱成形機と GEA FoodTray による持続可能な食品包装

仕様

GEA FoodTray コンポーネントと用途

GEA FoodTray は既製の厚紙トレイ、充填用薄膜フィルム、モノマテリアル製の薄膜トップフィルムから構成されています。そのため、熱成形包装機にトレイ取り出し・トレイ充填用モジュールを追加するだけで使用可能です。

GEA FoodTray 生産工程の流れ
GEA FoodTray の作業工程

GEA FoodTray は GEA PowerPak や PowerPak PLUS などの製袋充填システムを使用し、以下の4段階の工程を経て自動的に組み立てることができます。 

  1. 取り出し
    取り出し・充填ユニットにより、厚紙トレイがトレイの山から熱成形機の成形ステーションに1個ずつ自動搬送されます。 
  2. 成形
    成形システムでは真空処理と圧縮空気により、トレイに合わせて薄く柔軟性の高い下部フィルムが成形されます。このフィルムはその後、加熱式プラグで厚紙トレイの上縁にスポットシール(熱溶着)されます。 
  3. 充填
    トレイに自動または手作業で指定の製品が充填されます。 
  4. 密封
    シールステーションでは FoodTray がトップフィルムで覆われたのち、下部フィルムにシールされます。
技術データ
外装材最大6色まで印刷+ラッカー仕上げ可能な厚紙
充填部特殊低収縮技術を採用したフレキシブルな熱成形フィルム
トップフィルム最大11色まで印刷+ラッカー仕上げ可能な熱成形フィルムか混合紙
サイズ高さ 20 ~ 60mm
加工(処理)能力45 ~ 90 パッケージ/分

お客様の製品に GEA FoodTray を使用できるかはっきりせず、お困りですか。是非お気軽に当社までご連絡ください。

生産ラインの調整

GEA PowerPak と PowerPak PLUS 製袋充填システム
GEA FoodTray と GEA PowerPak PLUS 持続可能な包装ライン

革新的で持続可能な GEA FoodTray は、使いやすく高い柔軟性を誇る GEA PowerPakPowerPak PLUS 熱成形包装機に完璧に対応しています。肉類、ソーセージやコールドカットなどの肉加工品、チーズや乳製品、魚介類、ベジタリアン・ビーガン製品、果物・野菜、ペストリー、その他の焼き菓子といった食品の高品質横型包装が可能です。

GEA PowerPak PLUS 熱成形機による GEA FoodTray を使った包装

GEA インサイト

持続可能な冷凍で将来を見据えたコールドチェーンを

質の高いコールドチェーン管理の重要性を過小評価することはできません。傷みやすい生鮮食品が消費地で安全かつ高品質であることを保証することは、コールドチェーン施設を運営する人々にとって非常に大きな責任です。GEAは、低温貯蔵や配送センター向けに安全で持続可能な冷凍技術を提供する最前線に立ち、お客様の施設のエネルギー消費量と二酸化炭素排出量の削減を支援しています。

Josep Masramón and his daughter stand in front of their GEA batch milking installation.

バッチ搾乳が現代の酪農を支える理由

自動搾乳における最新の進化は、バッチ搾乳を導入することです。バッチ搾乳とは、通常1日に2~3回、決まった搾乳時間に乳牛をグループ分けして搾乳する酪農方法です。自動化技術は、酪農場における乳牛の福祉、柔軟性、そして持続可能性のバランスを取りつつ、それと同時にコスト構造を継続的に最適化し、より効率的になるという、酪農家の最近の課題を克服するのに役立っています。

何もないところから

多数の国では、安全な水と衛生設備を確保することがいまだに課題となっています。汚れの混じった飲用水により病気になったり、毎日水を汲みに行くという役割を果たすため、学校に通うことができない子供たちが多数存在します。ドイツのハンブルクを拠点とする非営利団体Viva con Aguaと協力することで、GEAは一部のタンザニアの学校にきれいな水を供給する手助けをしています。

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