Aseptomag® バルブライン

背圧バルブ Aseptomag® GD

Aseptomag®シングルシート背圧バルブは、UltraCleanと 無菌処理プラントで事前に定義された圧力を調整するために使用されます 。

空気圧式アクチュエータに圧縮空気を供給することで、バルブシートでの希望する背圧が得られます。外部汚染から製品エリアを密閉するには、溶接されたステンレス製のベローズが使用されます。この特殊設計で耐久性のあるバルブシート密封は Tefasep® で製造されており、製品とプロセスの安全性を最大限に高めることができます。

主な構成機器

ハウジング
背圧バルブのハウジングには、2つまたは3つのポート接続があります。バルブは、初期設定で突き合わせ溶接接続により製造されます。希望に応じて、さまざまなサイズのポート接続と無菌パイプ接続を使用できます。

内部アセンブリ
内部の組み立てには、焼嵌めまたはねじ込み式の弁座シールがある場合とない場合があります。標準シーリング素材の Tefasep® のほかに、PTFE、EPDMなどの素材もオプションで使用できます。

アクチュエータ
無菌背圧バルブは、ステンレス製空気開閉 (LL) 型の空気圧式アクチュエータを備えています。

クランプ
一体構造であるため、クランプで圧力を安定させ、主要構成機器を安全に接続できます。3 つのセグメントを使用した特殊設計により、狭いスペースでも構成機器を快適に操作できます。

圧力制御ユニット
バルブ閉圧力を正確にセットするには、供給された圧縮空気を制御する必要があります。空気圧または電空圧力の制御ユニットの使用が推奨されます。

フィードバックユニット
無菌背圧バルブには、オープンフィードバックユニットまたは T.VIS® 制御トップをデフォルトで装備できます。特殊アダプタを使用して、サードパーティサプライヤのフィードバックユニットを取り付けることができます。

標準仕様の技術データ


項目サイズ
公称圧力バルブ10 bar
閉じ圧0 ~ 6 bar
空気圧制御0 ~ 6 bar
密閉シーリングエレメントステンレス鋼ベローズ
バルブシートシール資材Tefasep®
ハウジングシールシリコン
制御コーン半球体
製品エリアの表面品質Ra ≤ 0.8
製品エリアの材料品質AISI 316L / AISI 316Ti
最大操作温度150 °C (302 °F)
最大滅菌温度160 °C (320 °F)、最長30 分

Aseptomag® バルブライン

Aseptomag® バルブ技術
ダブルチャンババルブ Aseptomag® DK – バルブマトリクス

ダブルチャンババルブ Aseptomag® DK – バルブマトリクス

Aseptomag® 無菌バルブは、酪農、食品、飲料各業界における無菌処理の高度需要に適合するよう設計されています。

優れた密閉シールが特徴のバルブステム無菌ベローズバルブは、その機能によってリスクを最小限に抑え、検出を最適化します。衛生的な VARIVENT® バルブラインの無菌処理と同等な機能を発揮するAseptomag® バルブラインは、遮断、ボトムシートからmixproof、サンプリングまであらゆる用途に対応しています。バルブは、EHEDG、3-A 規格など最高レベルの衛生基準に適合しています。モジュラー構造を有する Aseptomag® バルブラインにより、特定の処理要件に適合するバルブのソリューションが可能となります。T.VIS® コントロールトップが装備されたAseptomag® バルブは、その装備によってシームレスに自動処理プラントに組み込まれます。

無菌用途

無菌処理に当たっては、以下の項目を考慮しなくてはなりません:製品の滅菌化、無菌状態の伝達、保持、および滅菌状態下での充填。無菌処理は、特定消費製品グループ用に生産された高品質および/または長い貯蔵寿命製品に重要な処理です。従来のUHT乳製品に加え、この衛生クラスに属する製品としてはメディカルニュートリション、ベビーフード、無菌状態で生産される飲料、バイオテク用途製品などが挙げられます。

Aseptomag® の概要
  • ステンレス鋼ベローズによる密閉シーリング
  • 優れた検出能力
  • 高水準の無菌基準
  • 安全で簡単な保守
サイズ *
バルブの種類メートルインチ OD
遮断バルブ Aseptomag® AVDN 15 – DN 1500.75” – 6”
遮断バルブ Aseptomag® AVBSDN 15 – DN 1500.75” – 6”
ダイバートバルブ Aseptomag® UVDN 15 – DN 1000.75” – 4”
遮断バルブ Aseptomag® AFDN 25 – DN 1001” – 4”
制御バルブ Aseptomag® RVDN 15 – DN 1000.75” – 4”
制御バルブ Aseptomag® RVINDN 25 – DN 651“ – 2.5“
背圧バルブ Aseptomag® GDDN 15 – DN 1500.75” – 6”
遮断バルブ Aseptomag® AMVDN 06 – DN 100.25” – 0.5”
漏れバルブ Aseptomag® LVDN 40 – DN 1001.5“ – 4“
漏れバルブ Aseptomag® DTDN 40 – DN 1001.5“ – 4“
漏れバルブ Aseptomag®ADVDN 25 – DN 1001” – 4”
ダブルチャンババルブ Aseptomag® DKDN 25 – DN 1501” – 6”
ダブルチャンババルブ Aseptomag® DKBSDN 25 – DN 1501” – 6”
ダブルチャンババルブ Aseptomag® DDKDN 25 – DN 1501” – 6”
ダブルチャンババルブ Aseptomag® AXVDN 25 – DN 1501” – 6”
サンプリングバルブ Aseptomag® PVDN 10 – DN 150.5” – 0.75”
蒸気入口バルブ Aseptomag® DEDN 25 – DN 401” – 1.5”
* 追加のバルブのサイズと接続の基準 ( ISO) は希望に応じて提供しています。

GEA インサイト

持続可能な冷凍で将来を見据えたコールドチェーンを

質の高いコールドチェーン管理の重要性を過小評価することはできません。傷みやすい生鮮食品が消費地で安全かつ高品質であることを保証することは、コールドチェーン施設を運営する人々にとって非常に大きな責任です。GEAは、低温貯蔵や配送センター向けに安全で持続可能な冷凍技術を提供する最前線に立ち、お客様の施設のエネルギー消費量と二酸化炭素排出量の削減を支援しています。

Josep Masramón and his daughter stand in front of their GEA batch milking installation.

バッチ搾乳が現代の酪農を支える理由

自動搾乳における最新の進化は、バッチ搾乳を導入することです。バッチ搾乳とは、通常1日に2~3回、決まった搾乳時間に乳牛をグループ分けして搾乳する酪農方法です。自動化技術は、酪農場における乳牛の福祉、柔軟性、そして持続可能性のバランスを取りつつ、それと同時にコスト構造を継続的に最適化し、より効率的になるという、酪農家の最近の課題を克服するのに役立っています。

何もないところから

多数の国では、安全な水と衛生設備を確保することがいまだに課題となっています。汚れの混じった飲用水により病気になったり、毎日水を汲みに行くという役割を果たすため、学校に通うことができない子供たちが多数存在します。ドイツのハンブルクを拠点とする非営利団体Viva con Aguaと協力することで、GEAは一部のタンザニアの学校にきれいな水を供給する手助けをしています。

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