GEA のベンチュリースクラバーは、ベンチュリースロート内のガスとスクラビング液間の高い相対速度により、高い分離効率を実現します。主な用途はエアロゾルのような非常に微細な粒子状物質や液滴を含むガスの処理となっており、ますます厳しくなる排ガス規制にもしっかり対応可能です。
ベンチュリースクラバーは特に変動するガス流に適しており、ガスが自由に流れることのできる断面積は稼動中継続的に調整されるので、安定した信頼性の高い性能を発揮します。
標準的な設計に加えて、GEA ではガスの急冷とガス中の汚染物質処理に対処するカスタマイズソリューションを提供しています。お客様の用途に合わせて、ノズル配置を変更し、スクラビング液を適切に選択することができます。もちろんそれ以外にも、個々の空間要件やプロセスの要件に合わせて、さまざまなアレンジが可能です。
用途に応じて、GEA は2種類のベンチュリースクラバーをお届けしています。小・中規模スクラバーは主に化学業界で使用されており、大規模ベンチュリースクラバーは主に鉄鋼・非鉄金属業界で使用されています。一般的なガス流量は 1~300 000 m³/h です。
ベンチュリースクラバーの作動原理
大規模ベンチュリースクラバー
多様な工業排ガス問題を克服できる柔軟性のある装置の提供しようとした努力により、1950 年に調整可能な環状ギャップスクラバーの開発に成功しました。このスクラバーは今日、卓越した高効率スクラバーの一つに挙げられています。固体・液体の粉塵粒子の粒度サイズとガス混合物中の気体成分の濃度に関する限り、分離に関して、環状ギャップスクラバーに対する最小限度は実質的に設定されていません。
非鉄冶金産業の枠組みにとどまらない次世代スクラバー。直線流スクラバーは飽和廃ガス中の粉塵や微粒子を除去するために使用します。適応性が高く、ガス流量が変動する中でも調整によって安定したスクラビングが可能なため、エネルギーを節約するとともに効率を上げることができます。
高速吸収装置、除塵装置、ガス冷却器として多機能。噴射の原理で作動、圧力損失が発生しない代わりにガス流の圧力が上昇。
不安定な物質を取り扱う場合でも高い捕集効率を達成できる流量調整可能なスクラバーです。主にガス冷却(水の蒸発による温度低下)やガス浄化(エアロゾルの凝縮と固体不純物の除去)に使用されます。