噴霧冷却器は、以下のような製品を生産する食品産業および化学産業で使用されています。
噴霧冷却の背後にある技術は噴霧乾燥の場合とよく似ており、気流の中で融液が微粒化・冷却されます。必要な粒子サイズに応じ、回転式噴霧器、高圧ノズル、または噴水ノズルを使用して微粒化が実行されます。冷却媒体 (冷気 – 外部から直接取得または閉鎖循環空気冷却器を介して間接的に取得) は、噴霧冷却チャンバの天井にある特殊設計の空気分配装置によって分配されます。追加の冷却が必要な製品または結晶化のために発熱する製品の場合は、噴霧冷却チャンバの下に VIBRO-FLUIDIZER™ 流動床を配置し、追加の事後冷却を行います。微粒化および冷却の際に作成された微粒子は、冷却用空気と共に噴霧冷却器の排気ダクトを通り、バッグフィルタから、または VIBRO-FLUIDIZER™ に排出されます。
500~2000 ミクロンの特に粒が粗い粒子 (顆粒とも呼ばれる) の場合は、流動化噴霧冷却器が最適なソリューションです。この場合は、大口径の噴霧冷却チャンバ内に特殊設計の顆粒化ホイールを備え、下部に統合流動床を装備した低速の回転式噴霧器によって微粒化が実行されます。冷却媒体 (冷気) は、流動床の中の多孔板 (顆粒の流動化と固化が同時に実行される) を通って入ります。