GEA NEXUSでプラントの潜在能力を最大限に発揮

GEAのエンジニアリング経験に裏打ちされた体系的アプローチ
当社は、多岐にわたる業界での豊富な経験に加え、GEAの各事業部門の専門能力を統合するという社内の強い姿勢を活かして、世界中の企業向けに包括的なエンジニアリングソリューションを開発してきました。こうしたソリューションを活用することで、エネルギー利用の最適化、CO₂排出量の削減、さらには運用コストの低減*を実現できます。
GEA Add Better ConsultingとGEA NEXUS:2つの小さなステップ、1つの大きな飛躍
長年にわたり、当社はグリーンフィールドとブラウンフィールドの食品・飲料メーカーが、プロセスやエネルギー、CO₂削減に関する課題に対処できるよう支援してきました。これらの課題には、プロセス、加熱、冷却に対する統合的なアプローチが求められます。
特定の機器やプロセスの工程を最適化するといった、小さな段階的な改善によって効率の向上を図ることも可能ですが、プラント全体を包括的に、プロセスチェーン全体にわたって検討することで、より大きな改善のチャンスが見えてくる場合も少なくありません。
GEAでは2段階からなる体系的なアプローチを開発。Add Better Consultingと呼ばれる評価段階では、お客様とともに生産プロセスの現状を分析します。GEAの加熱・冷却プロセスの専門家は、そのデータと正確なエネルギー要件を基に、プロセス全体、機器のアップグレード、ならびに低炭素化が可能な代替案について、改善の機会を算出し、設計を推し進めます。

GEA NEXUSは、お客様の資源を循環させて、最大限に活用することを目的としています。エネルギーとコストの大幅な節約につながるもののひとつが、廃熱のアップグレードと再利用です。
KPIの達成とさらなるビジネスチャンスの開拓を支援する統合的な専門知識
GEAのAdd Better ConsultingとGEA NEXUSの各プロジェクトにはお客様向けの連絡窓口が1つ含まれており、乳製品加工、食品加工または飲料加工の分野のエキスパート(必要に応じて)と、それぞれの加工業界の冷凍(加熱と冷却)の専門知識を持つチームメンバーを参加させた職能横断技術チームがバックアップします。GEAの営業・サービス専門家の支援を受け、GEA NEXUSのお客様には、GEA製品およびGEAパートナー製品を活用し、ご指定のエネルギー使用量、水消費量、またはCO2排出量*を削減するように設計された、統合的なプロセスソリューション向けの包括的なプロセス分析と提案が提示されます。
当社では、持続可能性だけに目を向けるのではなく、持続可能性、パフォーマンス、品質のトライアングルを視野に入れた総合的なアプローチで、お客様のニーズをすべてカバーしています。このアプローチにより、工場全体における水やエネルギーの使用を最適化し、無駄を削減するチャンスを特定することができるのです。
イザベル・オスタロート
GEAの持続可能なエンジニアリングソリューション担当シニアディレクター

GEAで持続可能なエンジニアリングソリューション担当シニアディレクターとしてGEA NEXUSチームを率いるイザベル・オスタロート。
グリーンフィールドかブラウンフィールドか?GEA NEXUSはその両方に対応します。
GEA NEXUSのチームは、グリーンフィールド(未開発地域)とブラウンフィールド(利用されなくなった工業用地)の両方の状況に応じて、ソリューションの設計やシステムの強化に対応します。いずれの場合も、全プロセスストリームを網羅した概要図に加え、プロジェクトごとに算出した潜在的なROI、ライフサイクルにおけるメリット、TCOへの影響、ならびにCO2排出削減量を提示します。さらに、必要な冷却と加熱、そしてもちろん、最適なヒートポンプソリューションについても詳しく説明します。これらすべてに加え、カスタマイズ可能な導入計画と、GEAを唯一の窓口とする体制により、プロジェクトの目標を実行可能な施策へと転換するための体系的な基盤を整えます。
熱あるところにエネルギーあり
多くの食品・飲料工場において、加熱処理と冷却処理は、総エネルギー消費量の大きな割合を占めています。これには通常、廃熱の流れと熱消費設備の両方が含まれます。その結果、GEAのヒートポンプを導入することで、多くの食品・飲料・乳製品加工工場は恩恵を受けることができます。これは、GEAのヒートポンプが廃熱を取り込み、それを加熱(または冷却)して他の生産工程で再利用できるためです。実際、GEAのヒートポンプ技術は、本来なら無駄になってしまう廃熱を活用することで、最高95℃、あるいはそれ以上の温度を実現することができます。
食品、乳製品、飲料業界は、プロセスにより高い温度を必要とするため、ヒートポンプ開発の主な原動力となっています。プロセスやプラントの構成によりますが、GEAのヒートポンプを使用することで、温水生成に使用されるものを含め、ガス焚きボイラーへの依存度を低減することができます。利用可能な熱を回収し、電力を用いて有用なプロセス熱を供給することで、ヒートポンプはエネルギー消費量とCO₂排出量の削減に貢献します。再生可能エネルギー由来の電力で稼働させる場合、その効果はさらに大きくなる可能性があります。
食品分野、飲料分野、乳製品分野に注目すれば、基本的にはこれらの製品がすべて巨大な冷蔵庫の中で製造されており、そこで行われているすべての処理において温熱が発生していることが分かります。そして熱はエネルギーです。
ロバート・アンスワース
GEA Heating and Refrigeration Technologiesのグローバル技術持続可能性マネージャー

このGEAヒートポンプソリューションは、廃熱を他の産業用途に再利用します。
数十年にわたる経験をGEA NEXUSのチームに集約
GEA独自のAdd Better ConsultingとGEA NEXUSソリューションは、GEAの幅広いポートフォリオと業界のノウハウ、そして冷凍の専門知識とを組み合わせた集大成です。GEAには数十年にわたり、お客様のプラントの効率改善を支援してきた実績があり、専任のNEXUSチームを通じて統合的なソリューションを提供することで、お客様にとってもさらにご利用いただきやすくなりました。いくつかの事例では、こうした取り組みの成果がすでに実を結んでいます。
排出量削減を目指すinnocentのジュース生産の取り組みを支援
GEAの専門家は、innocentの大きな夢をずっと後押ししています。これは「世界中で愛される小さなヘルシードリンク工場」の物語であり、CO₂排出量と水消費量を削減し、廃棄物から新たな価値を創出するという潜在能力に基づいてソリューションが選定された経緯でもあります。
ハイネケンのガス使用量を45%削減
ハイネケンUKの脱炭素化の旅は、ヒートポンプとヒートポンプネットワークを設置し、ビールの醸造と包装に必要な熱を回収および再利用することから始まります。この新システムにより、ハイネケンUKはGEAのヒートポンプで駆動される低温(90℃)温水ネットワークを採用し、既存の蒸気ボイラーを電気駆動のヒートポンプに置き換えることになります。
ネスレのエネルギー消費量を75%削減
ネスレの工場では、GEAが最新のプロセス技術とヒートポンプ技術を導入した低アレルギー性乳児用調製粉乳の生産ラインを設置する予定です。ネスレによると、噴霧乾燥機をはじめとする各工程からの革新的な熱回収技術により、同工場では蒸気使用に伴うエネルギー消費量が75%削減され、蒸気発生に伴う操業時の二酸化炭素排出量も削減できる見込みだとのことです。このようにGEAは、2050年までに生産施設へのエネルギー供給に伴う排出量を削減するというネスレの公約を支援することで、同社のネットゼロ達成に向けた取り組みを支えています。
当社が目指すのは、企業が情報に基づいた意思決定を行うために必要な知識を提供するとともに、企業が定めた持続可能性の目標を支援しつつ、ビジネス目標を追求するための明確な計画を提示することです。私たちにとって、それは決してどちらか一方を選択することはありません。常に両方を選択するのです。
ゲオルク・ミュンデ
Liquid & Powder Technologies アプリケーションおよび製品管理技術ディレクター
早くにご相談いただければ、より効果的にお手伝いができます
脱炭素化の進行状況や最適化に関する目標、あるいは今後予定されている効率化の取り組みがどのようなものであろうと、ぜひ今すぐお気軽にご連絡ください。お客様の正確なプロセスライン、要件、目標、課題について、私たちが把握するのが早ければ早いほど、目標達成のためだけでなく、ステップの優先順位付けや、費やされる経費のすべてについて、より効果的な支援ができるようになります。
