特殊バルブ & タンク安全システム

VARIVENT® 真空バルブ

VARIVENT® 真空バルブは、タンクを衛生的に真空から保護するために設計されています。真空状態が -2.5 mbarを超えた場合でも保護が施されています。クリーニングの労力を減らし、膠着からバルブディスクを保護するには、シートリングはノンスティックのコーティングにします。使用済みエラストマー・シールはFDA準拠のものにします。VARIVENT® 真空バルブでは、真空が発生したときに短時間の応答のみが必要となります。またこのバルブには、加圧状態時における安全シーリングが備わっています。

優れた特長

  • 汚染物質に対する最適化された保護対策
  • VARITOP® タンク安全システムとの的確な連携
  • 高速の応答時間
  • 追加装置

バルブの機能

真空バルブの油圧サイジングは常に完全排出を前提としています。真空保護は、熱または冷却クリーングの間は行われません。

システム内に真空状態が発生した場合、バルブディスクは真空によって上昇します。流入空気はバルブの底部から最上部を通って流れます。これにより、入り込んできた汚染物質による汚染から最適な状態で保護します。バルブにはセルフドレンの設計が施されています。

VARIVENT® 真空バルブにはオプションの拡張機能として、近接スイッチフィードバック、空気圧リフティングアクチュエータ、ヒーターが揃っています。 

適用例

VARIVENT® 真空バルブは、 多くの場合VARITOP® タンク安全システムと併用されます。このため醸造業に主として応用されています。 

オプションのヒーターは、温度が氷点以下になるのを防ぎ、これにより屋外での安全な使用が可能となります。天候に対する保護が必要となります。

オプション

ヒーター
温度が氷点以下になると、真空バルブは加熱することが推奨されます。加熱することによって、バルブディスクはバルブシートまで凍ることはありません。 

電圧: 24 V AC, 電力: 20 W

空気圧リフティングアクチュエータ (タイプ A)
空気圧リフティングアクチュエータは、タンクCIPの間、バルブディスクを持ち上げてバルブシートをクリーニングします。このため、バルブハウジングのほか、シートとガスケット表面もクリーニングされます。空気圧リフティングアクチュエータは後からでも取り付けることができます。 

フィードバック (タイプ E)
近接スイッチは、バルブポジションが正常に閉じていることを確認します。バルブディスクが非動作ポジションから離れると、スイッチングコンタクトが中断されます。

近接スイッチには2種類あります。
タイプ E用近接スイッチ 24 V DC M18x1
2ワイヤ接続
3ワイヤ接続

空気圧リフティングアクチュエータとフィードバック (タイプ R)
タイプ Rには、空気圧リフティングアクチュエータのタイプA、近接スイッチのタイプEの両方が備わっています。 機能と応用についてはタイプAとタイプEをご参照ください。 

技術データ

真空バルブ VARIVENT®, タイプV詳細については、カタログをご覧ください。
標準バージョンの技術データ
製品接触部の素材1.4404 / AISI 304
製品非接触部の素材1.4301 / AISI 304
製品接触部の密封素材EPDM、FKM、HNBR
周辺気温0 から 45°C
空気供給圧最小 4 bar (58 psi)
最大 8 bar (116 psi)
製品圧最大 6 bar (87 psi)
製品接触部の表面DN, OD Ra ≤ 0,8 μm
IPS Ra ≤ 1,2 μm
外部ハウジング表面つや消しブラスト
アクチュエータタイプ空気圧アクチュエータ空気 / バネ
接続部溶接端
ID粘着性 ID タグ

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