VARIVENT® 制御バルブ

VARIVENT® コントロールバルブの顕著な特徴

VARIVENT^® コントロールバルブは 2 種類の設計でご利用いただけます。タイプ S はポジショナーとの組み合わせでダイヤフラムアクチュエータを使用している一方、タイプ P は VARIVENT^® 空気/バネアクチュエータとT.VIS^® P-15 ポジショナーを備えています。両バリアントはアクチュエータの設計においてのみ異なっています。すべての構成部品は VARIVENT^® モジュラーシステムの原理に基づいています。これは、タイプ S またはタイプ P のコントロールバルブのいずれかを後で特定の他のバルブタイプに変換するオプションを実現します。

タイプ S コントロールバルブは高速かつ高精度のプロセスの制御のために設計されました。異なる動作原理のため、タイプ P コントロールバルブは多少遅い速度で動作します。上位のプロセスの制御と関連して常に制御品質を個別に考慮する必要があることから、簡単な制御タスク、困難な制御タスク、または用途に応じて限界設定を提供することはできません。ただし、両方のシリーズをそのオプションに基づいて差別化することは可能です。バルブに対するプロセス関連の要求は、選択に決定的な影響を与える可能性があります。

VARIVENT® コントロールバルブの差別化

両方のコントロールバルブをそのオプションに応じて差別化することができますが、プロセス関連の要求が選択の決定に影響を与える可能性があります。

一般的なメリット

• 実証済みの密封技術
• デッドゾーンのない VARIVENT® ハウジング
• 最大限の洗浄効率
• 予備部品の保管量を減少可能
• 多種多様な要求に対応するポジショナー

バルブの機能

コントロールバルブは制御ループ内でアクチュエータとして機能します。このプロセスでは、特定のコントロールバルブがパイプライン内の圧力損失を変えることによって目的の流量を設定するスロットル装置として機能します。

技術設計

線形または等比率制御コーンおよび対応するバルブシートは、完全に洗浄可能でデッドスペースのない VARIVENT^® ハウジングにあります。関連する制御コーンを持つ交換可能シートリングにより、公称幅ごとに複数の KVS 値 (= 流出係数) を選択することができ、後の調整により運転状態を随時変更することが可能です。すべての制御コーンはソフト密封または金属密封のいずれかのバージョンで利用可能です。

開放型ランタンにより、不完全なロッド密封による漏れの可能性を簡単に検出することができます。

個々のモジュール間の着脱可能なクランプ接続により、コントロールバルブの迅速な組み立てと保守が可能になります。これらのバルブは、バネ閉 (NC) およびバネ開 (NO) のいずれの有効な方向で利用可能です。

ポジショナーはバルブのストロークを高精度で決定し、様々な設計でプロセスの制御への理想的な統合が可能です。

適用例

食品製造基準を厳格に遵守する必要性は、コントロールバルブが食品飲料業界の最高の衛生基準に適合するように設計される必要があることを意味します。

医薬品業界や化学処理システムでの薬品製造、または酵素、細胞、微生物の技術的利用で汚染が生じると、プロセスの結果が危険にさらされます。このため、効率的に洗浄でき、残留物を残さない、デッドスペースのないコントロールバルブを使用する必要があります。

VARIVENT^® バルブは無細菌プロセスを可能にします。このコントロールバルブは高衛生要求を満たし、効率的な CIP 手順または SIP 手順に基づいたパイプ洗浄を可能にします。

コントロールバルブは圧力調整、流量制御、液体混合に使用されます。一般的な用途には以下が含まれます。熱交換器の温度制御、タンクの圧力制御、麦汁エアレーション、多種多様な媒体の注入など。多様な制御タスクのために調整された多くの様々なコントロールバルブが利用可能です。