GEA RedGenium

GEA RedGeniumは 小型から中型、そして少しより高い熱負荷の小型のヒートポンプです。心臓部に３つの異なった往復式圧縮機シリーズを使用し、全部で１１のモデルがあります。

新しい GEA Grasso V XHP 往復圧縮機シリーズは４つの超高効率サイズを特徴とします。これらは既存のタイプより２倍の容量と、最大供給温度95°C / 203°Fを提供します。GEA RedGenium はこの温度レベルに達することができる、唯一の標準的な往復ヒート熱ポンプです。Ｖ XHP 技術が可能にする高い温度と圧力リフトによって、このシリーズは、冷凍および加熱一体アプリケーションにも、例えば低温環境での、低温熱源をのみ使用した加熱にも適します。

既存の効率的な GEA Grasso V HP 往復圧縮機ラインは３つの異なるサイズで利用可能です。70°C / 158°Fまでの供給温度の中間容量アプリケーションに最適で、費用効果の高い製品です。

４つの小型のモデルを優れた特徴とする GEA Grasso 5 HP  は実証済みの４つの小型サイズで利用可能です。GEA RedGeniumとあわせて、80°C / 176°Fまでのより低い容量のアプリケーションに最適で、費用効果の高い製品です。

成功を収めた GEA BluGenium chiller  設計で、それぞれのプロジェクトの要件事項にあった構成で最適化された熱交換器を装備するGEA RedGenium は、低いアンモニアチャージを利用して、信頼できる能力と小さな面積を提供します。

強化された供給温度と容量適用範囲ので、GEA RedGenium 熱ポンプはプロセスヒートが必要とされる、あるいは地域あるいは地方暖房網への工業アプリケーションへの熱供給で使われます。

すべてのGEA RedGeniumは、50°C / 122°F までのあらゆる液体熱源（V XHPモデルは60°C/ 140°Fまでの入口温度）を利用することができます。例えば廃水、地表水、地下水、あるいは液体二次冷媒を用いた冷暖房併給アプリケーションなどです。GEA GrassoＶ HP と新しいＶ XHP モデルは、さらに0度以下の熱源と、二次冷媒出口温度は-10°C / +14°Fまでが可能で、冷凍要件に対応します。

または、すべてのGEA RedGenium ヒートポンプは、直接高温アンモニアガスをチャージしたカスケード蒸発装置を設置し、冷凍装置から、効率的に廃熱を再生することできます。

最新情報と技術的特徴

• エネルギー効率の高いソリューションは、GEA Add Better ラベルを取得しています。GEA RedGenium V HPおよびV XHP標準往復式ヒートポンプは、従来ソリューションと比較して平均25%の電力消費削減を実現します。これにより、電力構成に応じて同率の年間エネルギー消費量およびCO₂排出量の削減につながります。
• Fガス規制（フロンガス禁止のイニシアチブ）に準拠した自然冷媒アンモニア（R717）を使用した将来性のある製品
• 加熱能力範囲：200～3000 kW / 700～10200 MBH *)
• 加熱媒体供給温度：最大 95°C / 203°F
• 熱源温度範囲：-10°C / +14°F （最小出口液体熱源または二次冷媒媒体）から最大供給温度50°C / 122°F まで（V XHPモデルは最大 60°C / 140°Fまで）
• 冷却・加熱運転の組み合わせが可能
• 既存の冷凍システムへの効率的な「アドオン」設定のためのアンモニアカスケード蒸発器オプション
• 完全に溶接されたシェルと平板熱交換器
• さまざまな板材が利用可能であり、すべての共通液に対応可能
• エネルギーコストとCO_₂ 排出量を最小限に抑えた効率最適化構成
• 最小の設置面積
• すぐに接続できる装置、簡単な設置、最小限のメンテナンス
• 周波数インバータ経由（可変速度範囲500～1500 rpm）およびシリンダースイッチオフによる無段階容量制御
• 産業をリードするGEAオムニコントロールパネルの制御工学

*) モデルごとの利用可能な加熱能力は、熱源およびシンク温度レベルにより異なります。技術データ表をご参照ください。

詳細については、当社の製品選択、構成ツールGEA RTSelectで確認してください。