GEA Grasso SP2 パッケージは、高差圧運転を実現する効率的で柔軟なソリューションです。同時に、共通ベースフレーム、油回路、共通制御に基づくこのパッケージは、インストール、操作、維持が簡単であり、2 台の個別の単段パッケージよりも小さなスペースに設置できます。GEAの最先端技術のエンジニアリングで、一般的なコンパウンドソリューションよりも小さくなっています。
また、2つの独立した駆動系を持つユニークな設計は、複合的なソリューションに比べて冗長性と柔軟性に大きな利点をもたらしています。2つの動力伝達系路が個別に回転数を調整することで、運転条件や負荷条件が変化する場合でも最大限の効率を確保します。ブースター・コンプレッサーをサービスする場合、あるいは低温冷凍が一時的に必要ではなかった場合、低圧圧縮段階のスイッチを切ることが可能であり、追加で柔軟性および有効性が得られます。例えば、低温は必要なく、高圧圧縮段階によって供給されるA/C冷却のみ使用する場合などです。
シリーズは、118～2,100kWの広範囲の冷凍能力(R717|-40/+35°C|3,600rpm)をカバーする、18のモデル(ブースター・スクリュー圧縮機(さまざまな異なる高圧圧縮機コンビネーションで各々利用可能)を含んでいます。
最新情報と技術的特徴
- 低温と高差圧運転に最適化された二段スクリューパッケージ
- 低段階および高段階のコンプレッサーの柔軟なオペレーション
- 開いたあるいは閉じたフラッシュの中間冷却器(オプション) 、付加的な個々の側面ロード可能
- ワンピース―容易な設置、操作、保守で一般的なコンパウンドソリューションよりも小さな設置面積
- 速度範囲1,500 - 4,500 （V～XF モデル1,500 - 3,600 rpm）無段変速ドライブモーター（オプション）
- 周波数インバータおよび/またはスライドシステムによる無段階容量制御
- 15.6 インチ高解像度タッチスクリーンを統合した GEA Omni 統合パネル
当社の製品選定・設定ツール GEA RTSelectでぜひ詳細をご覧ください。
| スクリューパッケージモデル | 速度 (rpm) | 冷却能力 (kW)* | |
| R717 -40 / +35℃ | R290 -50 / +35℃ | ||
| GEA グラッソ SP2 ‒ H | 3600 4500 | 118 148 | 69 87 |
| GEA グラッソ SP2 – L | 3600 4500 | 134 170 | 79 99 |
| GEA グラッソ SP2 – M | 3600 4500 | 175 221 | 103 130 |
| GEA Grasso SP2 – N | 3600 4500 | 215 271 | 126 159 |
| GEA Grasso SP2 – P | 3600 | 198 | 116 |
| GEA Grasso SP2 – R | 3600 4500 | 252 322 | 149 189 |
| GEA Grasso SP2 – S | 3600 4500 | 319 399 | 188 235 |
| GEA Grasso SP2 – T | 3600 4500 | 359 449 | 211 264 |
| GEA Grasso SP2 – V | 3600 | 429 | 256 |
| GEA Grasso SP2 – W | 3600 | 503 | 300 |
| GEA Grasso SP2 – Y | 3600 | 599 | 357 |
| GEA Grasso SP2 – Z | 3600 | 699 | 417 |
| GEA Grasso SP2 – XA | 3600 | 832 | 496 |
| GEA Grasso SP2 – XB | 3600 | 1068 | 651 |
| GEA Grasso SP2 – XC | 3600 | 1226 | 731 |
| GEA Grasso SP2 – XD | 3600 | 1448 | 863 |
| GEA Grasso SP2 – XE | 3600 | 1786 | 1065 |
| GEA Grasso SP2 – XF | 3600 | 2125 | 1267 |
* 開放型フラッシュ中間冷却器
GEA Grasso SP2
GEA インサイト
持続可能な冷凍で将来を見据えたコールドチェーンを
質の高いコールドチェーン管理の重要性を過小評価することはできません。傷みやすい生鮮食品が消費地で安全かつ高品質であることを保証することは、コールドチェーン施設を運営する人々にとって非常に大きな責任です。GEAは、低温貯蔵や配送センター向けに安全で持続可能な冷凍技術を提供する最前線に立ち、お客様の施設のエネルギー消費量と二酸化炭素排出量の削減を支援しています。
バッチ搾乳が現代の酪農を支える理由
自動搾乳における最新の進化は、バッチ搾乳を導入することです。バッチ搾乳とは、通常1日に2～3回、決まった搾乳時間に乳牛をグループ分けして搾乳する酪農方法です。自動化技術は、酪農場における乳牛の福祉、柔軟性、そして持続可能性のバランスを取りつつ、それと同時にコスト構造を継続的に最適化し、より効率的になるという、酪農家の最近の課題を克服するのに役立っています。
何もないところから
多数の国では、安全な水と衛生設備を確保することがいまだに課題となっています。汚れの混じった飲用水により病気になったり、毎日水を汲みに行くという役割を果たすため、学校に通うことができない子供たちが多数存在します。ドイツのハンブルクを拠点とする非営利団体Viva con Aguaと協力することで、GEAは一部のタンザニアの学校にきれいな水を供給する手助けをしています。
