広範囲な顧客研究に従い、信頼性の高い NIRO SANICIP® テクノロジーを強化するため、設計に重要な修正を加えました。その結果、フィルタの信頼性が向上し、CIP インターバルが長くなり、アップタイムが増え、メンテナンスが簡易化され、性能が向上し、総所有コスト(TCO)の削減を実現できました。この新しい設計により、設置面積がコンパクトになり、工場の全体的なレイアウトの順応性を高めることができます。
高度な計算流体力学(CFD解析)研究を用いて、フィルタの各要素を分析し、細部の改良と、一部には、性能全体に大きな差が生じる抜本的な改良も加えています。以下のビデオは、これによるお客様への主なメリットを掻い摘んで紹介したものです。
定圧損失の維持を追求した改良型除塵システム
除塵システムの中心にある超音速のノズルとバルブの設計を改良しました。これを、インレットや最適化されたホールプレート設計などのその他の新機能と組み合わせることで、システムにおいて、フィルタバッグの圧力損失がさらにしっかりと制御されて維持されるようになり、稼働時間と CIP 間隔が長くなります。
バッグの耐用年数の増長
フィルタバッグとケージの長さを4.5 m に短縮しました。これに新しいインレットが加わることで、稼働による機械摩耗が減少し、機械の耐用年数が最大で50%増長しました。バッグ数を増やすと同時にバッグの直径を小さくすることで、ホールプレートのレイアウトが最適化され、ろ過面の面積を従来の SANICIP® モデルと同等に維持することができました。
メンテナンスの簡易化 – 作業環境の改善
エンジニアが扱いやすいようにバッグとワンピースケージを短くしました。さらに、各ケージの固定システムを陳腐化させることで、ボルトやナットやブラケットを緩める必要がなくなりました。通常のメンテナンスにおいて、これらはエンジニアにとって面倒で時間がかかる作業でした。
特徴
利点
MSD® 噴霧乾燥機は、たとえば、粒子が均一で粗く、流動性が高い無塵の凝集/造粒粉末で、需要が高い粉乳や栄養調整乳など、多くの乳製品に望ましい選択肢です。
FILTERMAT® スプレードライヤーは、効率的かつ穏やかに熱に弱く、乾燥が難しいプロダクトを流れるような固形パウダー塊に転換します。
時には、多用途性が必要な場合もあります。新しい食品コンセプトを打ち出したい、高付加価値製品を小ロットで生産したい、あるいは製品の種類が多く、頻繁に製品を変更する必要がある場合、標準的な乾燥機では対応できないかもしれません。そのため、GEA の多目的噴霧乾燥機は、現在だけでなく将来にも柔軟に対応できるように設計されています。
さまざまな業界において、均一な微粒子の粉末が求められています。NOZZLE TOWER 噴霧乾燥機はそういった製品の製造に最適なソリューションです。様々なデザインがあり、幅広い産業で使用されています。
SANICIP® II バグフィルタ