
最適化済みの噴霧乾燥
GEA OptiPartner によるDMK-Zeven プラントの改善

ドイツにある DMK グループの Zeven プラントは、ドイツ国内の大手粉ミルク製造業者の1つで、1日当たり約200万リットルの牛乳を加工しています。2017年、業務上の問題が原因で、乾燥機の排出口とサイクロンフィルター周辺に頻繁に粉末が蓄積するという問題に直面しました。そのため週に最多で3回、プラントを長時間閉鎖して粉末蓄積物を手作業で除去しなければなりませんでした。DMK のプラントマネージャーであるアンドレアス・シュテッカー氏は簡潔にこう話しています。「プロセスを安定させなければならなかったのです。」
課題: 安定した操業の維持
蓄積物の発生原因の初期分析により、安定操業を維持しながら必要な設定でプロセスを稼働することは困難であることが分かりました。レシピの設定内容と運転パラメータは生産率の最大化を目指して設定されたものでした。最高の生産力でプラントを稼働する場合、プロセスが不安定にならないようにするためにエキスパートオペレータによる継続的な監視が必要になります。「手動管理をしている多くのプラントが、問題を回避するために生産性を犠牲にして従来の設定でプロセスを稼働させているのはこのためです。」と GEA デジタルサービス製品マネージャのハッサン・ヤズディー氏は述べています。
解決策: プロセスの変化に対して常に最高レベルの調整を行う
GEA は DMK Zeven 社の継続改善スペシャリストであるステファン・ガイルズ氏と密に連携し、2つの個別の取り組みを実施しました。GEA はCFD(計算流体力学)テクノロジーを用いて、さまざまな設定のシミュレーションを行い、稼働上最適な設定を選択しました。同時に、プラント全体のプロセス最適化策(標準化から蒸発器や乾燥機に至るまで)を開発して実施し、24時間年中無休かつ最高レベルでプラントを自動操業できるようにしました。 GEA OptiPartner 契約では、すべてのオプティマイザーがGEA サービスセンターから遠隔操作で監視され、プロセスの変化に対して常に最高レベルで確実に調整されます。
「高度なプロセス管理ソリューションは、プロセスの洞察に基づいて継続的に更新する必要があります。そうしないとソリューションが劣化して目標を達成できないためです。そのような理由から GEA OptiPartner を発表したのです。」GEA デジタルソリューション部門 プログラムマネジメントディレクター ハッサン・ヤズディー博士
GEA デジタルソリューション部門 プログラムマネジメントディレクター ハッサン・ヤズディー博士
結果: 最適レベルにさらに近づく
2018年夏の報告によると、システムは現在、プラントを閉鎖することなくアップタイム98%で稼働しており、生産率は前年比で4.2%アップしました。さらに、プロセス全体が安定しており、水分やタンパク質含有量などのパラメータについて粉末の品質を最適レベルに近づけることができています。2017年と比較すると、乾燥生産ライン全体の電力消費率が4.2%低下しました。プロセス最適化ソリューション GEA OptiPartner は、設備投資不要のサービスとして提供されます。GEA と DMK Zeven は長期的な提携関係を結んでおり、長期の GEA OptiPartner 契約による利益を維持し、さらに強化しています。

将来: さらなる改善に向けた連携
GEA OptiPartner は継続的なプロセス最適化を実現できるので、顧客とサービス提供者との関係性を長期にわたって構築できます。 DMK 製品ポートフォリーオは拡大を続け、生産がより複雑になっていくので、このシステムを導入すれば、製品の質の面でも生産力の面でも優れた効果を維持できます。GEA はサービスの一環として DMK と緊密に連携し、プラント全体でさらに改善が必要と思われるエリアを特定します。 GEA と DMK Zeven はさらに、新入社員のトレーニングと、会社の安全衛生方針の一環として危険要素を明確にすることを目的として、プロセスシミュレーションの開発に共同で取り組んでいます。
「非常に優れたこれらのパフォーマンス強化策を実現するには、意欲的な DMK チームに加え、GEA エンジニアからの支援が鍵になります。」DMK Zeven 継続改善スペシャリスト ステファン・ガイルズ氏
DMK Zeven 継続改善スペシャリスト ステファン・ガイルズ氏
