統合型冷却・加熱ソリューションで2 Sisters Storteboomのコスト削減を実現

GEAはポーランドのコモルニキに位置する鳥肉加工会社、2 Sisters Storteboom B.V.の工場向けに、統合型冷却・加熱システムを納入しました。2 Sisters StorteboomとGEAは、一連のシステムの計画、構成、設置において緊密に連携してきました。その目的とは、エネルギー効率の向上を目的として設計された冷却・加熱システムを統合することで、エネルギー消費量と運用コストを削減することです。この共同プロジェクトにより、両社は2007年に同じくポーランドのコトヴォに拠点を立ち上げた際に始まり、成功を収めてきたパートナーシップを継続しています。
独創的な冷却システム
鶏肉製品では、サルモネラ菌などの病原菌の増殖を防ぐなど、安全性と品質を最適に保つために低温環境が不可欠となります。現在、コモルニキに設置されている冷却システムにより、鶏肉製品の加工と保管に最適な条件を維持することが可能となっています。具体的には、生産室では0~2℃、補助室では約7℃、スパイラルフリーザーとブラストフリーザーではマイナス40℃の温度管理が行われています。

換気と加熱
建物内の換気が適切に管理されていないと、一部の細菌やウイルスの拡散を助長するおそれがあります。そのため、鶏肉加工工場において、適切に設計された換気システムは極めて重要なのです。GEAでは、各部屋の具体的な要件に合わせて、建物全体を網羅する換気システムを設計しました。さらに、GEAが加熱プロセスについて詳細に分析した結果、GEAのヒートポンプ技術を導入することで、燃料消費量を削減し、エネルギー効率を向上させる余地があることが判明したのです。このシステムは、冷却システムから発生する廃熱を回収して水を55℃まで加熱し、その熱水で工場の洗浄を行います。
エネルギー効率に優れた冷却、加熱、換気
このシステムでは冷凍、換気、暖房機能を統合することにより、施設内の廃熱を回収・再利用し、エネルギー効率の向上を図って設計されています。ポーランドの2 Sisters Storteboomで操業責任者を務めるヨハン・ナップ氏は、「GEAのソリューションは、2 Sisters Storteboomが掲げる環境保護への取り組みと高い親和性があるんです」と、説明します。この冷却システムでは、地球温暖化係数がゼロの天然冷媒であるアンモニアを使用しています。コンプレッサと主要ユニットには、設備の効率を最適化するための周波数インバーターを装備。熱回収システムがガス式ボイラーによる加熱システムに取って代わることで、二酸化炭素排出量を削減できるようになっています。さらに、従来のボイラーと比較して年間約60,000ユーロのコスト削減が可能で、わずか3年で投資回収が見込めるというのも大きな魅力のひとつです。また、設備全体を1つの中央制御・監視システムで管理できるため、操作性にも優れています。