食品産業向けRAY® プラント

RAY® 凍結乾燥機

RAY® 凍結乾燥バッチプラントは、果物と野菜、ペットフード、肉、シーフード、プロバイオティクス製品、インスタント食品、インスタントコーヒー、紅茶、惣菜などの加工に最適です。

RAY freeze drying plant
GEA では、さまざまな食品や飲料をバッチおよび連続処理による加工を目的とした NIRO® 凍結乾燥システムを開発してきました。当社のバッチ凍結乾燥技術を搭載したRAY® シリーズは、コスト効率に優れた自動操作と共に優れた機能性と信頼性も兼ね備えています。システムは、20-30 kg/日 (RAY®1)、最大20-30 T/日(6 x RAY® 125)の投入量を処理するように構成することができます。さまざまな種類の食品を凍結乾燥できる柔軟性を備えたRAY® 技術 は、バクテリア、酵素、その他の生物活性製品を凍結乾燥するための完全なサニタリー設計を採り入れることも可能です。

凍結乾燥は、魚や肉、果物、野菜、コーヒーや調理済み食品など、さまざまな生鮮食品を保存するのに最適な方法です。健康志向の消費者は、冷蔵庫を使わずに保存期間が長く、栄養価、風味、一貫性、外観を保つフリーズドライのスムージーやスナックの利便性を好んでいます。 
 

凍結乾燥は食品製造の持続可能性を高めるのに役立ちます

食品生産者にとって、凍結乾燥は傷みやすい生鮮食品から付加価値を生み出し、余剰作物を保存して廃棄を防ぐ新たな機会を提供することができます。製造業者に向けて、凍結乾燥技術は、多様な未来に向けたイノベーションと新製品の創出のための豊富な展望を提示します。また、凍結乾燥は、より環境にやさしい未来の実現にも役立ちます。製品の最終段階における冷蔵の必要性をなくすことで、保管から輸送に関連するコストおよび二酸化炭素排出量を削減し、環境への影響を軽減することができます。

信頼性が高く、再現性の優れた凍結乾燥のための自動化が組み込まれています 

RAY® ユニットは、製品トレイの出し入れのためのドアが前面に付いた円筒形の凍結乾燥キャビネットです。このユニットには、標準装備として、レシピ機能、完全なバッチレポート、データ管理および可視化ツールを含めた GEA Codex® 制御および自動化システムが搭載されています。この実績あるプラットフォームには、グローバルサービスがフルに提供されており、お客様が自信を持って RAY® 冷凍乾燥機を安全に運転できるよう、手動による介入や監視の必要性を最小限に抑えながら、性能を向上させることができます。 

RAY® バッチ凍結乾燥機の操作は、製品とバッチごとに完全に自動化されています。一旦ユニットがプログラムされていれば、オーバーヘッドトロリーシステムで搬送されるトレイをセットし、ドアを閉めてスタートボタンを押すだけです。1回8時間の調製シフトで、24時間の凍結乾燥に十分な製品を供給できます。また、簡単な操作により、昼夜を問わず最小限の監視でシステムを稼動させることができます。 

簡単なセットアップと設置

RAY® テクノロジーのキャビネット、加熱プレート、蒸気復水器は完全なユニットとして作られており、補助システムへの接続は全て背面に配置されています。モジュラー設計により、設置とセットアップが素早く簡単に行えます。乾燥機の設置は、時間とコストを節約できる可能性がある理由から、地元の下請け業者が行うのが一般的です。RAY® テクノロジーとGEA の高効率冷凍システム、ポンプに要するエネルギーコストを抑える熱技術を組み合わせれば、プロセスライン全体のエネルギー要件、関連コスト、二酸化炭素排出量を大幅に削減することができます。

RAY® テクノロジーは以下を供給します:

  • 迅速で均一な乾燥
  • 高い昇華能力/容量
  • 温度と真空の精密制御
  • 製品ロスの削減 (0.1%以下)
  • 簡単なアクセスによる洗浄と保守
  • 簡単で安全な操作
Thrive Life customer story

Thrive Life

Thrive Life 社は、ユタ州ソルトレイクシティ近郊の本社から、果物、野菜、肉、魚、惣菜など幅広いフリーズドライ食品を米国とカナダで主に販売しています。

Pol's freeze drying facility in Ermenek, Turkey

Pol's

地域の農家と協力し、Pol’s はさまざまな種類のフリーズドライの果物と野菜を加工し、工業用や商業用のバルクフリーズドライ製品を製造しています。

凍結乾燥のパイロットプラントから完全自動化ソリューションまで

もちろん、 GEA はお客様の製品、セットアップ、事業目標に合ったさまざまな凍結乾燥システムを提供しています。RAY® パイロットプラント (PP) は、一般的な各種食品だけではなく、乳酸菌、酵素、ラクトフェリンなどの繊細な製品の凍結乾燥をバッチで処理するために設計されています。水と電力のみを必要とする、真のプラグアンドプレイシステムである RAY® PP は、産業用システムに完全に拡張可能です。

大量の連続処理用に、GEA は、完全自動の CONRAD® 凍結乾燥機を提供しており、紅茶やコーヒー、果物と野菜、肉、シーフード、惣菜までの各種製品を大規模に取り扱う製造業者に最適です。 

私たちは、お客様のGEA 凍結乾燥機器が全ての製品において素晴らしい性能を発揮することを確信して頂きたいと思っています。GEA センターオブエクセレンスでは、凍結乾燥を初めて取り扱うお客様も、既存の機器のアップグレード、拡張、多様化をお考えのお客様も、当社のエキスパートと一緒に作業し、お客様のプロセスの評価や、新しいレシピのテストを行い、お客様のニーズに最適なシステムを構成することができます。私たちはお客様に寄り添い、お客様の課題とご期待をお伺いして適切な技術を選択、設定します。 

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凍結乾燥で一般的に見られる課題

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GEA インサイト

持続可能な冷凍で将来を見据えたコールドチェーンを

質の高いコールドチェーン管理の重要性を過小評価することはできません。傷みやすい生鮮食品が消費地で安全かつ高品質であることを保証することは、コールドチェーン施設を運営する人々にとって非常に大きな責任です。GEAは、低温貯蔵や配送センター向けに安全で持続可能な冷凍技術を提供する最前線に立ち、お客様の施設のエネルギー消費量と二酸化炭素排出量の削減を支援しています。

Josep Masramón and his daughter stand in front of their GEA batch milking installation.

バッチ搾乳が現代の酪農を支える理由

自動搾乳における最新の進化は、バッチ搾乳を導入することです。バッチ搾乳とは、通常1日に2~3回、決まった搾乳時間に乳牛をグループ分けして搾乳する酪農方法です。自動化技術は、酪農場における乳牛の福祉、柔軟性、そして持続可能性のバランスを取りつつ、それと同時にコスト構造を継続的に最適化し、より効率的になるという、酪農家の最近の課題を克服するのに役立っています。

何もないところから

多数の国では、安全な水と衛生設備を確保することがいまだに課題となっています。汚れの混じった飲用水により病気になったり、毎日水を汲みに行くという役割を果たすため、学校に通うことができない子供たちが多数存在します。ドイツのハンブルクを拠点とする非営利団体Viva con Aguaと協力することで、GEAは一部のタンザニアの学校にきれいな水を供給する手助けをしています。

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