VARIVENT® ダイバートバルブ

VARIVENT®シングルシートダイバートバルブは、サニタリ仕様用途での簡単なダイバート機能に使用されます。バルブには、簡単な操作と柔軟性といった特性があります。個々のモデルは、異なる流れの方向に設計されています。

Divert Valve VARIVENT® W

Divert Valve VARIVENT® X

ダイバートバルブ VARIVENT® W

ダイバートバルブ VARIVENT® X

シングルシート切り替えバルブは、液体の分離と分配に適しています。それぞれのパイプラインをお互いに分離するバルブディスク内の各切り替えロッドには、シールが一つしかありません。従って、シングルシート切り替えバルブは、不適合液体の分離には適していません。

	機能	タイプ
製品の結合	モジュラーシステム	シングルシートバルブ、タイプ W
製品の結合	最適化保守による放射密封	シングルシートバルブ、タイプ W_R
製品の結合	粘性製品または大きい粒子を含む製品用のロングストローク・バルブ	シングルシート・ロングストローク・バルブ、タイプ W_V
製品流通	モジュラーシステム	シングルシートバルブ、タイプ X
製品流通	最適化保守による放射密封	シングルシートバルブ、タイプ X_R
製品流通	粘性製品または大きい粒子を含む製品用のロングストローク・バルブ	シングルシート・ロングストローク・バルブ、タイプ X_V

製品が流れる間に経路の 1 つを閉じるときウォーターハンマーを避けるため、できればシングルシートダイバートバルブを製品の流れ方向と反対に切り替える必要があります。

シングルシートダイバートバルブ・タイプWは、バルブタイプXが管路の分岐向けに設計されている一方、管路の合流のために使用されます。バルブには、簡単な操作といった特性があります。

実際に、これらのバルブは CIP の供給ラインと戻りラインによく使用されています。典型的な用途の 1 つはバルブブロックの末端にも見られ、そこでは各バルブがダイバートバルブとしてプロセスラインと排水ラインの間に取り付けられています (押し出し時など)。

VARIVENT^® ロングストロークバルブは、ストロベリーヨーグルトなど比較的大きい粒子を含む製品や、粘性のある製品の製造に使用されます。

VARIVENT^® モジュラーシステムでは、各種のバルブの設定（バルブディスクの閉方向）とオプションが用意されています。詳細はカタログのオプションのセクションをご参照ください。

タイプ W, W_R, W_V & X, X_V, X_R詳細については、カタログをご覧ください。

	タイプ W	タイプ W_R ラジアルタイプ X_R ラジアル	タイプW_V (ロングストローク)	タイプ X	タイプ X_V
推奨される流れの方向	製品の結合			製品の分割
製品接触部の素材	1.4404 / AISI 316 L
製品非接触部の素材	1.4301 / AISI 304
製品接触部の密封素材	EPDM、FKM、HNBR
周辺気温	0 ～ 45 °C
空気供給圧	6 bar (87 psi)	6 bar (87 psi)	6.4 bar (93 psi)	6 bar (87 psi)	OD 2 ½"– OD 3" 4.8 bar (70 psi) OD 4" 6.3 bar (91 psi)
製品圧	5 bar (73 psi)	5 bar (73 psi)	DN 65 – DN 80 OD 2 ½ インチ – OD 3 インチ 10 bar (145 psi) DN 100 OD 4" 5.2 bar (75 psi)	5 bar (73 psi)	OD 2 ½"– OD 3" 5 bar (73 psi) OD 4" 5.2 bar (75 psi)
製品接触部の表面	DN、OD Ra ≤ 0.8 μm IPS Ra ≤ 1.2 µm	Ra ≤ 0.8 µm	Ra ≤ 0.8 µm	DN、OD Ra ≤ 0.8 μm IPS Ra ≤ 1.2 µm	Ra ≤ 0.8 µm
外部ハウジング表面	つや消しブラスト
制御およびフィードバックシステム	T.VIS® コントロールモジュール
アクチュエータタイプ	空気圧アクチュエータ空気 / バネ
接続部	溶接端
ID	粘着性 ID タグ
バルブシートのバージョン	クランプ固定シートリングまたは固定垂直ポート	溶接シートリング	クランプ固定シートリングまたは固定垂直ポート	固定シートリング
証明書	3A, CE