ApolloMilkSystem – 自動乳頭ディッピングおよびバックフラッシュ搾乳ユニット

アポロは、お客様に長期的な利点を提供します。搾乳工程がより速く、より簡単に、そしてより効率的になり、作業工程を標準化することができます。

他に類を見ないこの製品には、特許技術が組み込まれています。搾乳終了時にライナー頭部を通じて自動的にポストディッピングを行い、離脱後に自動的にバックフラッシュします。乳牛がミルキングパーラーに入るたびに優れた搾乳工程が容易に実行されます。

ApolloMilkSystem は柔軟性に優れているため、回転、パラレル、ヘリングボーンパーラーなど、さまざまな搾乳システムに導入することができます。独自のライナー接続により、乳房がまっすぐに垂れ下がり、搾乳ジオメトリーと乳房の確認が最適化されます。

最適なポストディッピングの適用

ApolloMilkSystem – 自動乳頭ディッピングおよびバックフラッシュ搾乳ユニット

ApolloMilkSystem は、乳頭に真空圧がかかり、ライナー内に引き伸ばされている状態で各乳頭にポストディッピングを行います。最も適切なようにディッピング剤で乳頭の表面を覆い、その領域を外部環境にさらされる前に殺菌します。この方法により、ディッピング剤がすべてのひだと皺の中に行き渡り、乳房炎を防止するという、ポストディッピングのメリットがさらに増します。ディッピング剤の使用量も正確に制御されます。これにより、他の方法と比べ、ディッピング剤の総量も削減できます。また、使用されるディッピング剤は常に新鮮で、かつ汚染されません。

搾乳後の乳牛にポストディッピングを実施することで、細菌感染を防ぎ、乳頭の健康を維持します。ApolloMilkSystem では、搾乳後に毎回、完全かつ均一にディッピングが行われます。

自動バックフラッシュによる、乳房炎の防止

ApolloMilkSystem – 自動乳頭ディッピングおよびバックフラッシュ搾乳ユニット

それぞれの乳牛に対して一貫して信頼性の高いポストディッピングを実施した後、ApolloMilkSystem のすべての搾乳ユニットが、離脱後に自動的に殺菌剤でバックフラッシュされます。エアーブローを伴う水と殺菌サイクル交互作用によって、ティートカップおよび搾乳ユニットのクロー内で強力な乱流が発生します。これにより、効果的にバックフラッシュするために必要な水の総量が大幅に削減されます。この削減幅は、特に、従来のバックフラッシュ技術と比較すると明らかです。

バックフラッシュによって、乳房炎の原因となる細菌の牛から牛への感染リスクが減少します。また、無症状の乳房炎のリスクも減少するため、乳質全体、牛群の乳房の健康が向上します。

ミルクに最大の安全性を

搾乳ユニットは4つの独立したガイドチャンバーに分割され、生乳を出口に向けて流します。このため、流量が多くても、生乳はユニットからすばやく排出されます。自動真空圧シャットオフ機能が内蔵されているため、搾乳時の真空圧変動が少なく、汚物が搾乳システムに吸い込まれるのを防ぐことができます。

それ以外にも、生乳が洗浄剤に接触することもありません。スマートバルブ技術により、生乳と除菌媒体はそれぞれが慎重に隔てられています。これにより、水やディッピング剤、消毒液がタンクの生乳に接触することがないことが保証されています。

ApolloMilkSystem – 自動乳頭ディッピングおよびバックフラッシュ搾乳ユニット

ApolloMilkSystemを使用すると…

  • 搾乳ユニット離脱前に、ユニット内で乳頭を均一かつ最適にディッピングします。
  • 使用後その都度、殺菌剤で搾乳ユニットをバックフラッシュします。
  • 乳房炎の原因となる病原菌にさらされる機会が減少します。
  • 手動での搾乳手数を減らし、牛のストレスを軽減します。

その結果、次の利点が得られます:

  • 良質の生乳と乳房の健康が得られます。
  • 必要な労働量を減らせます。
  • パーラーでの生産性が向上します。
  • 全体的な収益性が向上します。

GEA インサイト

Josep Masramón and his daughter stand in front of their GEA batch milking installation.

バッチ搾乳が現代の酪農を支える理由

自動搾乳における最新の進化は、バッチ搾乳を導入することです。バッチ搾乳とは、通常1日に2~3回、決まった搾乳時間に乳牛をグループ分けして搾乳する酪農方法です。自動化技術は、酪農場における乳牛の福祉、柔軟性、そして持続可能性のバランスを取りつつ、それと同時にコスト構造を継続的に最適化し、より効率的になるという、酪農家の最近の課題を克服するのに役立っています。

何もないところから

多数の国では、安全な水と衛生設備を確保することがいまだに課題となっています。汚れの混じった飲用水により病気になったり、毎日水を汲みに行くという役割を果たすため、学校に通うことができない子供たちが多数存在します。ドイツのハンブルクを拠点とする非営利団体Viva con Aguaと協力することで、GEAは一部のタンザニアの学校にきれいな水を供給する手助けをしています。

GEAの社員は目的を持った人材です

GEAは、「Engineering for a better world(エンジニアリングでより良い世界を)」という核となる使命を追求し、従業員がソリューションを再考し、分野を超えて協力し、世界中の産業に変革をもたらす瞬間に貢献する機会を提供する、選ばれる雇用主としての企業文化を築いています。

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