エネルギー効率の良い高純度分離

溶融晶析は、化学品の分離を目的とした蒸留に代わる経済的で効率の良い方法です。蒸留が難しい場合に使用されます。

溶融晶析の用途

Installation DB Chevron

溶融晶析を使用して以下を分離できます。

·     沸点の近い異性体

·     共沸系

·     温度感受性の高い物質

·     重合の可能性のある成分

·     爆発性物質

原料はスクレーパを装着したかきとり式の晶析装置で冷却されます。この晶析装置は、用途に応じて、交換型または槽型のいずれかにできます。結晶缶(クリスタライザ)では製品を凝固点以下まで冷却することによって、純粋な結晶を生成します。不純物は母液中で濃縮されます。生成された結晶は、懸濁状態にて結晶缶の母液から分離され、純粋な製品と不純物濃度が高いリジェクト液とに分けられます。リジェクト液は、濃縮された不純物だけでなく一部回収されうる製品も含まれ、その挙動は混合液の特性によります。

母液中で懸濁している個々の結晶は、自由に流動し成長します。1m³あたり数十億の結晶が含まれ、単位体積当たりの表面積は 5,000 ~ 10,000 m²/m³ に達する可能性があります。この巨大な成長表面は、理想的な結晶成長状態を作り出し、共融混合物から、期待される純粋な結晶の生成に寄与します。結晶缶中の懸濁液は、洗浄カラムへポンプ搬送されます。洗浄カラムでは、懸濁液中の結晶を分離し、結晶中に残っている母液を洗い流します。懸濁型結晶缶では、純粋な結晶を生成することができます。また洗浄カラムは、残りの母液を効率的に分離除去し、結果として超高純度の製品を取り出すことができます。