バイオ化学品の濃縮

エネルギー効率の高い濃縮プロセスは、バイオ化学で最も重要な指標のひとつです。発酵プロセスより得られる中間製品は、化学合成での濃度よりもはるかに低くなります。したがって最終形状 (ほとんどの場合は固体) に濃縮する場合は、大量の水を蒸発させる必要があります。

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発酵プロセスより得られる中間製品は、化学合成での濃度よりもはるかに低くなります。中間製品を最終形状 (通常は固形) にするために水を大量に蒸発させる必要があるので、 エネルギー効率の高い濃縮工程はバイオプロセスの経済性を検討する際の重要なパラメータです。

省エネルギーの概念

バイオ化学プロセスでは、流下膜式エバポレータまたは強制循環エバポレータが一般的です。これらの技術は汚れに対して強いと定評があるからです。GEA は信頼性のみならず、高エネルギー効率を実現する蒸発技術を提供します。

当社の製品ラインナップは、エネルギー消費とコストの削減に役立つ幅広い技術を網羅しています。網羅している技術は以下のとおりです。

  多段蒸発

  熱的再圧縮

  機械的再圧縮

GEA はまた、さまざまなプロセスを統合し、排出エネルギーを再利用することもできます。エバポレータはエネルギー回収を活用するための最適な機器です。水蒸気・熱水や製品などの多様なエネルギー源を活用することができます。

アミノ酸

GEA は、アミノ酸生産プロセスの濃縮工程に豊富な経験があります。アミノ酸は発酵によって生産されるので、発酵もろみ液の濃縮用機器が生産プラントでもっとも重要な機器です。溶液撹拌機能を備えた多重効用の流下液膜式エバポレータがよく使用されます。代案として、機械的蒸気圧縮を使用して加熱される複数パスの単一または二段の設計も可能です。

アミノ酸の発酵プロセスも水を大量に消費するため、ほとんどの工場で使用済みの水を回収するために排水エバポレータが使用されます。GEA の多重効用下液膜式エバポレータや強制循環エバポレータが最適です。

有機酸溶液の蒸発

再生可能資源の発酵により、さまざまな有機酸が生産されます。バイオマスとの分離・洗浄後に、酸を流下膜式の蒸発設備で濃縮するのが一般的です。分離器には、揮発性成分分離用の洗浄カラムやアンモニア分離用の回収塔が備わっています。

発酵もろみ液から製品を単離することにより、高い塩分含有量と高い有機負荷の二次流が発生し、これは機器の腐食や汚れの原因となります。適切な材料選定に基づく流下膜や強制循環技術を組み合わせた蒸発プラントを設計し、長寿命と経済性を実現することができます。